【出産当日に思うこと】子供を望まなかった僕が、2度の妊娠を経て「トト」になるまで③/③
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トト(パパ)について
トトの由来
妻の希望もあり妻をカカ、父(私)をトトと呼んでもらう予定である。妻は思春期に母親とうまく合わずに苦しんだ時期がある。両親の離婚後は父に親権を与えて母親とはほぼ縁を切るくらい人生において転機になっている。当時と被ってしまう「お母さん」の呼び(存在)はなんとなく嫌だな。そんな経緯からカカ・トトになっている。
“トト”の責任と役割
上記を踏まえて、トトという呼び名にはそれだけの意味と役割が込められていると思っている。妻が当時持てなかった“家族”という関係性、娘と親の関係性、妻が過去に失った日々を私はトトとしてこれから一緒に歩む。
前日のできごと
妻のリクエストで焼き肉を食べました。お互いにもしかしたら最後の食事になるかもしれないとも思いつつ、妊娠からの約8か月をお互いに振り返っていました。縁起でもないけど、出産って本当に命がけなんですよね。
出産当日
「ダイニングテーブルの引き出しに手紙があるよ」
不安げな表情のまま告白する妻を前に、フラグを立てるかのような演出に素直に喜べなかった。文字通り”命がけ”の出産に挑む妻を再確認し、お産の結果に関わらず、一生をかけてこの一人の女性を幸せにすると改めて誓った。
娘の誕生と最大の言葉「異常なし」「よく頑張りました」
娘が産まれて院長先生が娘の体調チェック。
「異常なし」
その瞬間に一気に涙が溢れてきたのを覚えている。その後、妻にも出血があったため数か所針で縫い止血していた。
妻「さむい…」確かに握っている手が気が付くと少し冷たく目も少しうつろうつろしていた。止血中であるとはいえどうしても最悪の状況が頭を過ってしまう。
「よく頑張りました」
その言葉に妻の止血処置完了を悟り、再度涙がだだもれた。30歳近くになる大人が涙を流しながら、去り行く院長に「ありがとうございました」しか言えなかった。その顔のまま妻をみて「本当に良かった。頑張ったね。ありがとう。」と伝えたことも覚えている。それ以上の言葉は出てこなかった。その後、妻の寝室で一緒に食べたおにぎりの美味しさを一生忘れないと思う。
深夜3時 帰宅
手紙
ダイニングテーブルを恐る恐る開けて手紙を手に取る。中身には妻の妊娠当時からの想い、私のサポートへの感謝、これから3人で頑張っていきたい想いが綴られていた。当たり前じゃんと思いつつ、家族で歩む日々が妻にとって当たり前でなかったことを再認識し、自分がどうあるべきか考えていた。
トトになれるか
これからトトとして妻と娘を支えていく。これから何か人生に悩むたび、妻と娘あっての家族であること、私の人生であることを前提に前に進むと思う。妻が思い出したくないその日々を、いつか、「あの日があったから今の日々がある。世界で一番幸せな人生だ。」と笑顔で語れる人生にしてあげたい。娘が「お母さんありがとう。大好きだよ。」と言える家庭を築きあげていきたい。
まとめ
出産に対するパパの向き合い方は家庭それぞれだと思います。事前に話し合って後悔のない出産にしてください。全力で向き合った分だけ、夫婦にとってかけがえのない時間になると思います。陣痛開始から15時間ずっと妻に寄り添えたことは妻にとって嬉しかったと言ってくれます。
どんな家庭を築きたいか
娘の出産を機にかなり考えた問いに感じる。いつか妻がこのブログを発見した時、何と言われるだろうが。
正解もなければ移り変わっていくものでもあるけども、妻の人生と娘の人生、そして私の人生が「コレだ!」と胸を張れる家庭にしていきたい。
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