リチャードソンジリスを飼って後悔したこと・デメリット・大変なこと集(リチャ主の声、集めてみました)
こんにちは。
リチャードソンジリスは見た目の可愛さで人気が高まっていますが、実際に飼うと「想像より大変だった」と感じる場面もあります。
この記事では、Xでリチャ主さん(15名)から聞いた“苦労しやすい点”と、我が家での体感をもとに、後悔を減らすための現実・対策・チェック項目をまとめます。
※飼育を止めるための記事でも、無条件に推奨する記事でもありません。個体差・住環境差があります。
(基本情報はこちらも)
- 結論:対策できるものが多いが金銭的負担増
- デメリット1:室温管理が“大前提”(電気代も含む)
- デメリット2:ケージ・用品が意外と高い(安全に直結)
- デメリット3:脱走対策が大変/部屋んぽ中に目が離せない
- デメリット4:騒音(回し車・齧り・登り降り・鳴き声)
- デメリット5:病院(エキゾ対応)が少ない/“診れる”と“詳しい”は別
- デメリット6:怪我リスク(落下・歯のトラブル等)
- デメリット7:食事管理(チモシー神話に注意)
- リチャードソンジリスのおやつの考え方・おすすめ
- デメリット8:破壊本能(賃貸は特に覚悟ポイント)
- デメリット9:個体差(SNSのイメージと違うことがある)
- お迎え前チェックリスト(最低限ここを満たせるか)
- よくある質問
- まとめ
結論:対策できるものが多いが金銭的負担増
リチャの後悔ポイントは、だいたい次の5つに集約されます。
- 温度管理(エアコン)=固定費と手間
- 騒音(回し車・齧り・登り降り)=生活への影響
- 脱走・破壊=安全対策と部屋の維持コスト
- 病院(エキゾ)=探しにくい/通院頻度が増えることがある
- 個体差=「SNSで見た理想像」とズレることがある
可愛さは本物です。ただ、上の負担を織り込めるかどうかで、満足度が大きく変わります。
デメリット1:室温管理が“大前提”(電気代も含む)
リチャは体調を崩しやすい温度帯があります。
結果として、夏冬だけでなく季節の変わり目も含めて「エアコンを回す時間が長い」飼い方になりがちです。
特に夏冬は24時間エアコン稼働となります(20~25℃確保)
対策(心の準備)
- お迎え前に「月の固定費(電気代)」としてざっくり見積もる
- 留守番が多い家庭ほど、温度管理は必須
- “節約最優先”の価値観だとジリスも飼い主もストレスが溜まりやすいので要注意
デメリット2:ケージ・用品が意外と高い(安全に直結)
「とりあえず安いもので…」が通りにくいのがリチャの難しさです。
強度が弱いと、脱走や怪我のリスクが上がります。買い直しになると余計にコストが膨らみます。リチャ飼いに最も多いケージがパンテオン9045でしょう。1台買えば1頭または代変わりしても使えます。
ケージ選びの考え方はこちら
初期投資額は40,000円前後
対策(心の準備)
- 初期投資をケチらない(ジリスの環境最優先)
- 破壊癖・齧り癖が強い子を想定して余裕を持つ
デメリット3:脱走対策が大変/部屋んぽ中に目が離せない
リチャは登る・齧る・隙間を狙うのが上手いです。
「部屋んぽをさせる=安全対策を作る+監視する」がセットになります。
また、要求が強い子だと「ケージから出せ」と主張する行動が長く続くことがあります。前脚でケージをカキカキする子もいて、精神的にしんどくなる人もいるかもしれません。
ケージから全く出さない選択肢はありません。ジリスのストレス増加
対策(心の準備)
部屋の中を自由に移動させる場合、下記対策を行いましょう。
- 感電・窒息・落下など“即死級リスク”を先に潰す(コード、狭い隙間、高所)
- 次に脱走対策(出入口、家具裏、壁際)
- 最後に部屋の保護(壁・床・家具)
“危険を起こさない設計”を優先するのが現実的です。
我が家では畳2畳ほどのスペースを確保して家に人がいるときは常時開放しております。
Amazonでも”部屋んぽサークル”として販売されています。こちら
デメリット4:騒音(回し車・齧り・登り降り・鳴き声)
リチャは体重が300〜500g程度になることもあり、回し車の振動や足音が出ます。
金網を齧る音、ケージをよじ登る音も「一回で終わらない」ことがあり、生活音として積み重なります。騒音というほど大きな音は出さないですが、リチャにはリチャの生活音があります。
よくある困りごと
- 夜中の回し車が気になる(昼行性でも時期によって夜に活動が寄る子がいる)
- 日中も元気で、在宅勤務の会議中にカタカタ音がする
- 鳴き声が甲高く響いてびっくりする(数回ピィピィと鳥のように鳴く)
対策(心の準備)
- 寝室と同室飼育の場合、特に“夜間の音”を想定しておく
⇒1Kの家では買わない方が良いかもしれません。 - 住環境(壁の薄さ、近隣、家族の睡眠)との相性を冷静に判断する
- 音対策より前に、飼い主側が許容できるかの確認が重要
デメリット5:病院(エキゾ対応)が少ない/“診れる”と“詳しい”は別
リチャはエキゾチックアニマルに分類されます。
エキゾチックアニマルを対象にしていても、犬猫+一部小動物中心で、リチャは対象外ということもあります(基礎診療のみ)。
さらに厄介なのは「診療可」でも、病気の発見や変化の読み取りが難しい場合がある点です。セカンドオピニオンで状況が変わることもあります。
対策(お迎え前にやること)
- 通える距離で病院候補を2つ以上確保(車15~30分以内には必須)
- 緊急時の移動手段(車・タクシー等)もセットで考える
- 他にも万が一の際のペットホテルやペットシッターが地域にあるかも確認
デメリット6:怪我リスク(落下・歯のトラブル等)
げっ歯類は歯が伸び続けます。リチャは落下や転倒などで歯を折ることがあります。
また「地面のリス=ジリス」なのに高いところに登りたがる子が多く、着地が得意ではないため事故が起きやすいです。
対策
- 高所に行ける導線を作らない(肩・頭・棚の上などは特に注意)
- “ちょっとの段差”でも油断しない
階段1段の高さでも脱臼や骨折になることもあります。 - 体調の変化は早めに受診できる体制を作る
⇒定期的に抱っこして触診して、過度に嫌がる箇所やシコリがないか等確認
デメリット7:食事管理(チモシー神話に注意)
「牧草が主食だから楽」は期待しすぎです。ペットショップの売り文句でもあります。
「メインは牧草、ペレットを補助食として与えるだけです。」間違ってはいないのですが、チモシーを選り好みする子もいれば、ペレットに慣れて牧草を食べなくなる子が多い印象。
牧草関連
リチャードソンジリスのおやつの考え方・おすすめ
よくある悩み
- チモシーを食べない/飽きる
- 嗜好性が強く偏食気味になる
- 太りやすく体重管理が難しい
対策(心の準備)
- “食べる牧草探し”の手間が出る前提で考える
- 体重測定を習慣にする(0〜500g程度が測れるスケールでOKなことが多い)
- おやつは距離を縮められる反面、体調管理が難しくなるので慎重に
デメリット8:破壊本能(賃貸は特に覚悟ポイント)
コード、壁紙、家具、床、布類…齧る対象は想像以上に広いです。
コード齧りは感電リスクもあるため、部屋んぽは「可愛いから自由に」ではなく、安全設計が必須です。
対策
- まずコード類(感電・火災)を最優先で守る
- 次に壁・床など現状回復が難しいと思われる箇所を守る
- “壊される前提”の配置にしてストレスを減らす
デメリット9:個体差(SNSのイメージと違うことがある)
リチャは可愛い。でも、全員が懐くわけではありません。
撫でられない、噛む、距離が縮まらない…も普通にあり得ます。
よくあるギャップ
- 思ったほど懐かない(慣れると寄ってきてくれる子は多い)
- 発情期に性格が変わる/ニオイが気になる
⇒犬の飼育経験があればそこまで気にならないかも(動物園のにおいとは異なる) - 噛まれて流血することがある
- 爪切りが難しく、通院対応になることがある
お迎え前チェックリスト(最低限ここを満たせるか)
- 温度管理(エアコン)の固定費を許容できる
- 夜の騒音(回し車など)を許容できる住環境
- 病院候補を2つ以上確保できている
- 部屋んぽの安全対策(コード・隙間・高所)を作れる
- 破壊の可能性(壁・床・家具)を許容できる/対策費を出せる
- 「懐かない可能性」も前提で受け入れられる
よくある質問
Q. リチャードソンジリスは初心者向き?
A. 小さい=簡単ではありません。温度管理、騒音、破壊・脱走対策、病院確保が前提です。それを用意できるなら初心者でも飼育は可能です。私は少年期に虫と犬の飼育経験、妻は猫の飼育経験ありの状態からリチャードソンジリスを迎えました。
Q. 回し車は夜中にうるさい?
A. 個体差があります。夕方〜夜に活動が寄る子もいて、深夜に回すことがあります。同室で寝る場合は注意が必要です。基本的には夜はずっと寝ていて、季節の変わり目等は夜間に走る音が聞こえることもあります。
Q. 噛まれて流血することはある?
A. あります。気分、発情期、縄張り意識などで甘噛み〜本気噛みまであり、本気噛みは流血する場合もあります。ティッシュで5分抑えると出血は止まる程度で初日のお風呂は少し傷が痛みます。
Q. 賃貸でも飼える?
A. 不可能ではありませんが、壁・床・家具・コード等の破壊リスクがあります。現状回復義務の対象となる可能性と、部屋んぽ環境の安全設計を前提に検討するのが安心です。部屋んぽサークルの導入等。
まとめ
リチャードソンジリスは唯一無二に可愛い一方で、温度管理・騒音・破壊・病院・個体差の負担が発生します。
それでも迎えるなら、短いときは数ヶ月、長くても5〜6年という時間を、最後まで責任を持って支えられるかを前提に検討するのがおすすめです。
X(ジリス飼育の日常):https://twitter.com/Omochi_debukawa
それでは、また。

